緑内障の早期発見技術が、アルツハイマー型認知症の早期発見に応用出来るかもしれません。
緑内障とアルツハイマー型認知症と一体どういう関係があるの?
とあなたはこの題名を読んで思われたかもしれません。
では緑内障とはどんな病気なんでしょうか?
緑内障とは?
緑内障は網膜神経節細胞が死滅する進行性の病気であり、特徴的な視神経の変形と視野異常(視野欠損)を呈する。
基本的には現時点では一度喪失した視野は回復させることが困難なため、失明の原因になりうる。
日本では、最近になって糖尿病網膜症を抜いて1番目の失明の原因となっている。
視野狭窄は自覚されないうちに末期症状に至ることも多く、発見には定期的な健康診断が必須である。
<Wikipediaより>
とあります。

つまり、網膜の神経節細胞という、視覚に大切な役割を果たしている神経が死んでしまった結果、最悪失明の危険性がある病気なんですね。
日本ではなんと失明原因の第1位になるほど怖い病気なんですね。
http://link.springer.com/article/10.1007/s00441-013-1554-5#page-1
によりますと、この死んでしまった網膜の神経節細胞を、特殊な技術で染色することができるようになったそうです。つまり、どの部分の神経が死んだかを、視覚的にわかるようになったということなんですね。
色が変わっているところ、すなわち死んでいる網膜の神経節細胞が多いほど、当然緑内障が進んでいる可能性が高くなると言うわけです。
では、これがなぜアルツハイマー型認知症と関係があるのでしょうか?
このサイトでも何度か書きましたが、アルツハイマー型認知症の原因の一つに、
「βアミロイド」
というタンパク質が脳に蓄積されるということが考えられています。
実は、この「βアミロイド」と今回の網膜の神経節細胞との死には密接な関係があるようなのです。
アルツハイマー型認知症の患者さんの中には、高確率で網膜機能の低下や、網膜神経節細胞の現象や視神経の変性が起きているという研究結果があるのです。
網膜疾患治療の現状とアミロイドβの関与
http://ci.nii.ac.jp/naid/10026334458
つまり、緑内障が早期に発見できれば、アルツハイマー型認知症の症状も早期に発見できるかもしれないのです。
近い将来、緑内障とアルツハイマー型認知症の関連性の原因がわかり、両方の治療が進むことが期待されています。