アメリカでTVゲームが高齢者の脳を活性化?
アメリカの研究チームが発表した「TVゲームが高齢者の脳を活性化する」という論文がネーチャーに記載されたそうです。
同じような研究発表は、以前にも発表され、日本の高齢者施設でもニンテンドーのWill Fit
http://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct/20130918/index.html
を使って様々なリハビリの効果を上げているところもあるようです。
実験の詳細はこちらのサイトに詳しく解説されていますので、そちらをご覧になっていただければと思います。
http://www.j-cast.com/2013/09/15183203.html
どのようなゲームが認知症にいいのでしょうか?
ではどのようなゲームが、認知症の患者さんにとっていいのでしょうか?
ゲームと言っても、さまざまなジャンルがありますね。
ロールプレイング、アクション、パズル、スポーツ、シュミレーションなどなど、結構なジャンルがあります。
シュミレーションは、あまり聞かないジャンルですが、例えばゲームの中の架空の飛行機を、TV画面を見ながら飛ばしてみるなどのゲームがこれに当たります。
それぞれの分野のゲームの特徴が、どのような効果をあげると考えられるのでしょうか?
ロールプレイング、シュミレーション
アクションのように反射神経を使いませんがその反面、長期的な戦略を立てたり、物語を理解したりしなければなりませんので、この分野を使用す脳の部分の活性化が期待できそうです。
アクション、スポーツ
このタイプのゲームは、瞬間的な反射能力を使ってゲームをしますので、反射神経に関する脳の部分の活性化が期待できそうですね。
特に、スポーツ系のゲームでWill Fitのように実際に身体を使ってゲームをすると、身体からの刺激が脳へ行きますので、更に効果が期待できそうです。
このように、ゲームのジャンルによって効果の種類が変わってきますが、どちらにしろ効果が期待できるのは間違いなさそうです。
注意点は?
ただ、ゲームのし過ぎは脳に良くないとよく言われている通り、長時間のゲームは
- 視力の低下
- 偏頭痛など頭痛の増加
- ゲーム依存
- 現実とゲームの区別がつかなくなる
などの逆効果も報告されていますので、十分な注意が必要ですね。