アルツハイマー型痴呆(認知症)と痴呆症(認知症)について

アルツハイマー型痴呆(認知症)の受診のポイント

アルツハイマー型痴呆(認知症)や認知症の専門医は多くは精神神経科や神経科にいますが、医療機関によっては老年科、神経内科などの場合もあります。

また、最近は「物忘れ外来」という名称で呼んでいる場合もあります。

ご自分に、前もってかかりつけ医がいる場合は、かかりつけ医から専門医を紹介してもらうが一番確実です。

「自分にはかかりつけ医がいないよ」といわれる方で専門医がどこにいるのかわからないといった場合には、保健所や各都道府県にある高齢者総合相談センター(シルバー110番)などに問合せをしてみてはいかがでしょうか。

さて、実際に病院に行って、受診すると最初に行われるのは問診になります。

本人だけでなく、家族の人の情報も重要ですので、できるだけ家族も一緒に受診したほうがいいでしょう。
現在、多くの医療機関ではアルツハイマー型痴呆(認知症)の診断の際、アルツハイマー型痴呆(認知症)との判断材料の一つとして改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)という評価方法が一般的に使用されています。

この評価スケールは、その名前の通りアルツハイマー型痴呆(認知症)だけでなく、認知症を診断するために日本で開発されたものです。
現在の自分の状況を正しく認識できているかや、計算力、記憶、失語などを短時間で測定ができます。

受診に行こうと思われた方はいいのですが、家族が症状に気づいても本人が病院に行くのをためらう場合があります。
しかし、そのままズルズルと受診せず、何の対策もしないとアルツハイマー型痴呆(認知症)や認知症であった場合、症状の進行が進んでしまいます。

初期症状がでたら、いやだとかめんどくさいとか思わずに、できるだけ早急に病院へ行きましょう。
本人が受診をいやがる場合は、今は、皆受けることになっているなどと言って病院に連れて行くなどのちょっとした工夫が必要かもしれません。

何にせよ、初期症状を見逃さないことがアルツハイマー型痴呆(認知症)の治療ではとても重要なのです。

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