アルツハイマー型痴呆(認知症)と痴呆症(認知症)について

認知症高齢者グループホームって?

アルツハイマー型痴呆(認知症)の初期症状から、アルツハイマー型痴呆(認知症)を早期発見した時点で、本人のこれからの生活を考えるうえで選択肢のひとつとして考えられるのがグループホームです。

アルツハイマー型痴呆(今は認知症といわれていますが)と認知症や、痴呆介護などについてさまざまな視点から詳しく説明しています。

グループホームとは、知的障害者・精神障害者・認知症高齢者が比較的少人数で共同生活をすることで、自立した生活を送る場所です。

その中でも、認知症高齢者グループホームでは、5〜9人の少人数の認知症の高齢者が、介護ヘルパーのケア等を受けながら、家庭的・家族的な雰囲気の中で地域との関係を大切にしつつ共同生活する施設です。

入居者の個人の尊厳を大切にして、入居者が自立した日常生活を過ごせるように配慮した場所です。
共同生活を営むことで、人とのふれあいが生じ心が安定し、認知症の進行を遅らせたり、問題行動の減少に効果があります。

また、認知症の家族を持つ人の介護負担が軽減することにもなります。

日本では、グループホームは1997年に厚生省(現 厚労省)の痴呆(認知症)対応型老人共同生活援助事業として法制化され、介護保険制度の保険給付の対象となっています。

現在、認知症高齢者グループホームは介護保険の要介護1〜5の段階の認知症の人が利用しています。

日本はこれから超高齢社会を迎え、アルツハイマー型痴呆(認知症)などによる認知症の高齢者への対策も早急に必要となってきています。

しかし、介護の必要な認知症の高齢者に対して、グループホームの絶対数は少なく、慢性的な待機待ちがある状態です。
また、料金も居住費・食事・介護保険利用料などを含めると10万円以上かかってしまい、その額が大きな負担となっています。

アルツハイマー型痴呆(認知症)の初期症状に気づきアルツハイマー型痴呆(認知症)と診断されれば、これからの生活場所の選択も考えねばなりません。
いったんグループホームや、施設に入れば、簡単に変えるわけにはいきませんので、グループホームだけでなく、入居施設を選ぶときは、しっかり見学して利用料金や生活環境を考えたうえで選ぶようにしましょう。

スポンサードリンク

このサイトをみんなに知らせてみる