アルツハイマー型痴呆(認知症)と痴呆症(認知症)について

アルツハイマー型痴呆(認知症)の画像診断 ― CTとMRI

解析手法の発達によって、アルツハイマー型痴呆(認知症)の画像診断は、従来の除外診断、鑑別診断としての検査から、さらに進んで発病前の診断を行う検査としての重要性を増しています。

また、同時にアルツハイマー型痴呆(認知症)の治療薬の登場でアルツハイマー型痴呆(認知症)の早期診断が必要となってきています。
ここでは画像診断によく用いられるCTとMRIについての説明をしてみましょう。

・CT(コンピューター断層撮影)


アルツハイマー型痴呆(今は認知症といわれていますが)と認知症や、痴呆介護などについてさまざまな視点から詳しく説明しています。

みなさんおなじみのX線を用いて撮影をし、その画像をコンピューターで処理することで身体の中の様子を映像化します。

体を輪切りにしたような写真を撮る事はもちろん、コンピューター処理によって脳や臓器、骨などの立体的な映像を撮ることができます。

普通のレントゲンとは違い、検出器が体の周りを回る事で人体の輪切りの画像を撮影します。
CTを用いた脳の撮影によって、認知症の発生原因が、頭の中の出血による、脳血管性認知症かアルツハイマー型痴呆(認知症)型認知症なのか、脳腫瘍や脳内のけがなどが原因で精神に変調をきたしているのか、といったことの判断をすることができます。

・MRI(磁気共鳴画像検査)


アルツハイマー型痴呆(今は認知症といわれていますが)と認知症や、痴呆介護などについてさまざまな視点から詳しく説明しています。

CTのようにX線を使わず、その代わりに強い磁石の力を借り、生体を構成する原子のうち最も多く存在する水素原子からの信号を取り出し、それを画像化する検査方法です。
MRIでは、脳の萎縮など、アルツハイマー型痴呆(認知症)に特有の所見があるかどうかを調べることができます。

X線を使いませんので、放射線被曝が全く無く、安全です。

また信号を取り出すときの条件を変化させたり造影剤を用いるなどで様々な性質の画像が得ることができ、すべての角度での断層撮影が可能になります。
ですのでそれらを組み合わせ、全身のどの部位でも詳しい撮影・診断が可能です。

さらに最近では、機械の性能が格段に良くなり、撮影時間が長くかかって難点だった撮影時間も、短くなってきています。

しかし、磁気を使用しますので、心臓ペースメーカーや人工内耳を装着している人などはこの検査を受けられない場合があります。
また、狭いトンネルのようなところに入るので閉所恐怖症の人にはちょっと不向きという面もあります。

アルツハイマー型痴呆(認知症)は初期症状に気づき対処することで進行をくい止めたり、遅らせたりすることができます。
初期症状に気づいたら、このような機器できちんと診察や診断を受けるように心がけましょう。

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