動物とのふれあいがアルツハイマー型認知症に効果的のようです
高齢者や障がいを持たれている方への動物を使ったセラピーは有名ですが、馬でのふれあいがアルツハイマー型認知症の改善に効果的だという研究結果が発表されました。
研究を行ったのは、アメリカオハイオ州立大学の研究グループです。
どんな調査を行ったの?
実験グループはまず、デイサービスに通っているアルツハイマー型認知症の患者16人(男性7名、女性9名)を、8人ずつの2グループに分けました。
片方のグループには、今まで通りデイサービスに通ってもらいました。
残りのグループでは、デイサービスに加えて、一週間に一回ですが、牧場に行ってもらって、馬の体を洗ったり、餌をやったりして、馬と触れ合う時間を取りました。
調査の結果は?
その結果、週に一回ですが、馬と触れ合ったグループは
など、明らかに馬と触れ合わなかったグループより、アルツハイマー型認知症の症状に改善が見られたのです。
人は社会的動物ですから、様々な人や動物とのふれあいが、脳神経をいいほうに刺激し、アルツハイマー型認知症の症状を改善するのではないでしょうか。
NHKの宇宙というドキュメンタリー番組であっていましたが、宇宙飛行士が長期の宇宙旅行をすると、1か月後くらいから、作業ミスが増えるなどのストレスが溜まってくるようになるそうです。
そこで、実験を兼ねて、宇宙船に植物を育てることを義務付けたところ、宇宙飛行士の作業ミスが減り、同時にストレスも減ったという事が放送されていました。
宇宙飛行士は番組で
「一日少しの時間でもいいので、こうして麦を触っていると心が落ち着くんだ。まるで母なる地球に触っているような感じになるよ。」
と言っていました。
はやり人は自然と完全に離れては暮らせないのでしょうね。
ソース元
参考サイト
動物(アニマル)セラピー Wikipedia
日本アニマルセラピー協会
動物セラピーの効果naverまとめ